歴史観、その1、恵まれた国日本

私も海外で生活した事も無く、海外旅行へも三回程度しか行った事がありません。

その内一回は新婚旅行でランカウイ島へ、後の二回も仕事の付き合いでサイパンに行っただけです。

しかし、日本と海外の違いについて色んな方から話を聞き、日本がいかに恵まれた国であったかは理解しているつもりです。

日本は島国で気候も穏やかで、食べ物も豊富、当然民族は穏やかな気質になると言う事です。

しかし、外国を見ると食料を奪い合ってきた歴史が長くあり、当然気質は荒くなります。

私が聞いた専門家の話では日本人は農耕民族でも狩猟民族でも無く「拾い民族」だと聞きました。

食べ物は海に貝が落ちていてそれを拾って食べれば良かったそうです。

野菜も無理に摂取する必要も無く、海に海藻が生えていたそうです。

そんな日本の生活の中でさらに「お米」が登場し、同じ土地で毎年収穫できる世界的に見ると稀少な主食を手に入れました。

さらに水だけで食べることが出来る世界唯一の主食でもあり、さらに豊かな国へと成長しました。

日本が豊かだったのは、江戸だの鎌倉だの明治だのではありません、縄文時代弥生時代の話です。

縄文・弥生の時代は恐ろしく長く、飛鳥時代から現代までの数十倍の長さがあり恐ろしく長い月日が流れています。

その時代の化石や遺跡が出土していますが、狩りの道具は出土していますが、人間を攻撃するための武器は一つも出土していないそうです。

つまり、人の土地や食べ物を「奪い取る」という発想自体が無かったそうです。

しかし海外を見ると、農耕民族でも狩猟民族でも無い「騎馬民族」というものが存在し、彼らは農耕民族が育てた作物を、狩猟民族が狩ってきた獲物を持ち主を殺し奪い取ってきた歴史を持つのです。

その騎馬民族が「悪」だと言う話では無く、恐らく騎馬民族も奪うしか生き残れないと言う地理的な背景もあったと思いますが、民族としての「根っこ」が余りに違うのです。

日本人は他人の物を奪うと言う発想は基本的に持たない民族だったのです、恐らく現代の日本人は違うと思いますが・・・

島国として海に守られた日本は穏やかな気質で、争いを嫌い、文化と歴史を育んできたのです。

その日本に危機が訪れます、西洋の国々が海外へ侵略を始めたのです。

そもそもアジアの国との争いはありましたが、西洋との争いは全く別物だったのです。

西洋は先ほど書きましたが「騎馬民族」なので、「奪う」という発想で海外へ進出したので、そもそも外交とか貿易が目的では無く「侵略」が目的だったのです。

最初に日本に侵略を試みた外人が「ペリー」だったのです。

そこから今日まで、西洋との争い、侵略の危機はずっと続いています。

この大前提を忘れてはいけません、外国から日本へ進出してきた人達の目的は「侵略」だったのです。